ロードトリップって良いですよね。
私もニュージーランドで初めてロードトリップを経験しました。
壮大な景色や、自然の中でのびのびと生きている動物を見たりできる旅ができて、ものすごく充実しました。
しかし、旅というとアクシデントも起こるのではないかと心配する人もいるはず。
「自分に限ってそんなことは……。」と思っていると、大変なことになります。
今回は、私が運転中にパンクというアクシデントを起こした時の失敗体験談です。
それでは、さっそくいきましょう。
車をこれから買おうと思っていらっしゃる方はこちらも参考にどうぞ↓
事故発生
ロードトリップをしていたある日、目的地に向かう最中にトイレ休憩を終えて車を再発進させた矢先のことでした。
ん?なんかガタガタしてる……?
と、運転中に違和感が発生。
その道路は緩やかで前後に車もいなかったので、徐々に速度を落として路肩に駐車。
降りて確認してみたところ、上記の画像の通り後輪がパンクしていました。
この時、午後1時半です。
スピードが出てなかった時に分かったのは不幸中の幸いだったかも……。
まさかの事態に
スペアタイヤに取り替えるべく、作業にかかったのですが、最悪なことが気が付きます。
それが、積まれていた工具が使えない。
この、車を上げるジャッキは使えたんですが、車のタイヤを外すのに必要なレンチのサイズが合わなかったんです。
「そんなまさか!?」と、なんとか試行錯誤したものの、結局ダメでした。
当時は誰かの車を呼び止める度胸もなく、それよりもレンチが使えないかと必死。
それに、田舎道で車の数自体も少なく、いたとしてもスピードをガンガンに飛ばしていたのでビビっていたものありました。
今思えば、「ここで勇気を振り絞って誰かに助けを求めたら良かったな。」と思います。
自力では無理
工具が使えない以上、完全にお手上げです。
こうなってくると、電話しかありません。(元々電話がすごく苦手)
幸い電波はまだあったので、恐々とAAに電話をかけました。
が、リスニング力がダメすぎて、たらい回しになり、最終的には向こうに切られて終了。
この時点で時刻は3時半。
ついに疲れてしまったので、しばらく現実逃避をしていました。
どっちにしても危険
次第に辺りは暗くなり始め、寒さも出始めるように。
ビュンビュンとスピードを飛ばす道の路肩にこのままずっと停めているのも得策ではありません。
なので、危険を承知でガタンゴトンしながらゆっくり近くの無料のキャンプサイトまで移動することにしました。
この時、道中の果樹園の中にいた羊がみんな逃げていった時の光景が忘れられません。
かなり面白かったんですが、今だからこそ笑えるんですよね……。
この時、キャンプサイトまでは15キロほどの距離。
車に乗っているのに、とても遠く、長く感じました。
なんとかキャンプサイトに到着した後
広いところで駐車し、たまたま近くに停めていたトラックのおじさんが犬の散歩をしていたのを発見。
勇気を出し、おじさんに話しかけて事情を説明しました。(犬が可愛くて癒されてメンタルが少し回復)
レンチさえ使えればスペアタイヤに取り替えれるのですが、おじさんのレンチでもやはりトラックサイズだったのでダメでした。
しかし、おじさんが「他の人にも聞いてみよう!」と言ってくれて、協力してくれました。
少し離れた乗用車に乗っていたカップルにも事情を説明。
その人たちも、快くレンチを貸してくれたのですが、残念ながらサイズが合わずダメでした。
もう辺りをライトで照らさないといけないほど薄暗くなっていました。
また電話……
ここまでくるともう本当に打つ手がないので、また恐怖のAAに電話をすることに。
しかし、今度はトラックのおじさんがいてくれたので、私の代わりに事情を説明してくれました。
私はAAで車のフル保険に入っていたのですが、パンクなどの駆けつけ対応の場合、フル保険とはまた別なので、来てもらうには料金がかかるとのこと。
これを嫌がっても仕方がないので、払う手続きをしました。
195ドルの出費です。
個人情報など、私が答えている間もおじさんはそばでサポートに徹してくれました。
どこのキャンプサイトにいるかなどは、カップルの人が代わりに調べて言ってくれたりと、おんぶに抱っこ状態です。
カード支払いの手続きを終え、手伝ってくれた方々に半泣きで感謝しつつ別れ、業者が来るまで待っていました。
無料(回数の限度アリ)で駆けつけてもらうには、AAのメンバーシップに年会費を払って入会しないといけなかったんです。
この時、夜の7時半です。
手続きが終わった後
1時間ほど待った後、業者の人が到着。
電動工具を使って、ものの数分であっさりスペアタイヤに替わりました。(これだけで195ドル)
業者さんに「あとは、修理屋に行ってタイヤを替えてもらってねー。」と言われ終了。
元々積んでいた工具を出すためにぐちゃぐちゃになっていた荷物をもそもそと整理。
荷物整理が終わった時にはもう夜の9時。
本当に心身がやられました。
まだ全てが終わったわけじゃありませんので……。
AAのメンバーシップの登録はネットからでも可能です。(1年間で90〜100ドルぐらい)
公式のサイトはこちら。
ちなみに、私は翌日に登録して、最後まで使うことなく終わりました。(遅すぎ)
タイヤ交換でも問題発生
タイヤを新しいものに取り替えないといけないので、翌日はクロムウェルのとある修理屋へ。
パンクしたところだけ取り替えてもらおうと思っていたのですが、「全部のタイヤを取り替えないといけない」と言われました。
それほど全てのタイヤが磨耗していたようです。
ひとまずスペアになっているところを取り替えてもらいました。
あとの3ヶ所は「タイヤの在庫がない」と言われ、後日にしてもらうことに。
扱い方に不信感
“3日後”という話だったのですが、その日の夕方に「やっぱり次の水曜(5日後)まで無理」というメッセージが。
「しょうがないか……。」と思ってその時は了承しました。
しかし、前日の火曜日になると、また「やっぱりその次の水曜まで無理」というメッセージが。
ここまでくると、さすがに疑いたくもなります。
遅延の理由を説明することなく、ただ「無理」とだけしか言わないようなところは信用がありません。
「さすがにこれは舐められてるわ」と思い、もうその修理屋は断りました。
ちなみにその店の名前、“かーたーず”と読みます。行く場合は注意してください。
別の修理屋へ
とにかくタイヤを直さないといけないので、別の修理屋さんを探してそこへ向かいました。
挨拶をして事情を説明し、車を見てもらいました。
確かにタイヤを全部取り替えないともう危ないね。
でも今日はタイヤの在庫がないんだよなぁ。
やっぱりダメか……。
明日の昼1時すぎに来れる?
その時間ならタイヤが届いてると思うから、明日なら直せるよ!それでも良い?
ほ、本当ですか?!
そうだよー!予約入れる?紙に書いとこうか?
こうして、すぐに予約を入れてもらえることに。(紙にも書いてもらいました)
約束の日
翌日、改めて修理屋さんへ。
前日とは別の人が「30分ぐらいで出来る思うから、そのへんで待っててね!」と言ったのでそのままお願いしました。
向かいのカフェの窓から様子が見れそうだったので、そこでゆっくりと待たせてもらうことに。
言ってた時間通りに終わったので、カフェを出て車を引き取りに行きました。
料金を払って、ようやくクロムウェルから離れることが出来たのでした。
その修理屋さんの名前は“Cromwell Tyres Ltd”です。
ものすごくフレンドリーで親切にしてくれた修理屋さんでした。
さいごに
このパンク騒動でかかった修理費用ですが、
- AAのパンク対応で195ドル
- 最初の修理屋のタイヤの交換に141.41ドル
- 次の修理屋さんのタイヤ交換で450ドル
で、計786.41ドルでした、痛いですね。
AAのメンバーシップに入っていれば100ドルは安くなっていたと思います。
以上、私のロードトリップ中のアクシデントでした。
どこで何があるのかわからないので、ロードトリップを考え中の方はお気をつけてくださいね。
最後の最後に、サムネ画像はクロムウェルの町にいた美人猫ちゃんたち。
飼われているようなので人馴れしています。
近づくとスリスリしてくれて最高の癒しとなってくれました、本当にありがとう……。
ロードトリップはくれぐれも気をつけてくださいね。
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