私がワーホリでニュージーランドに来た当初、オークランドのホステルにしばらく滞在していました。
- ニュージーランドのホステルに泊まろうと思っている
- ホステルとはどんなものなのか知りたい
- バッパー以外でホテルより安いところで泊まりたい
- 銀行口座を作る拠点を考えている
こちらが当てはまった方はこの記事を参考にしてみてください。
ちなみに、私はカップルで滞在していたので、友達や夫婦でのワーホリや旅行を企画している方にもオススメです。
当時の一泊あたりの値段も記載しています。(2023年1月〜2月まで)
項目も多くて少し長めですが、その分細かく書いているのでご容赦ください。
それではさっそく、いきましょう。
そもそもホテルとホステルの違いとは?
まず、ホテルとホステルは名前が似ていますが、少し違います。
私は人によって言い方が違うだけで中身は一緒だと思ってました。
ホステルとは、
- キッチンやバスルームが共有
- ホテルに比べて価格が安い
- プライバシーはホテルよりも少なめ
という感じです。
なので、ホテルのような朝食サービスはありません。
意外と話しかけられる
日本と違って突然話しかけられることも結構ありました。
エレベーターやキッチン、バスルームなど、挨拶をした後に「どこから来たの?」と聞かれてそこから話が弾むこともあります。
私もアメリカの人に話しかけられ「僕、日本を旅行したことあるんだ!」と、その時の写真を見せてくださりました。
また、パートナーと私が体調不良だった時は同じ日本の方が薬を分けてくださったことも。(本当にありがとうございました……)
泊まったホステル
私はtripというアプリで予約をしていたので、ホステル名はノマッズ オークランド バックパッカーズ ホステルでした。
GoogleならFort Street Accommodationで出ます。(口コミである程度は察せれます)
立地自体は良く、スーパーや銀行、図書館も歩いて行けるほどの距離です。
動物園にはバスで行けますし、図書カード(住所が必要)を作れば博物館に無料で入れます。
エントランス
チェックインの時間が来たら向かいましょう。
出入り口の扉は自動ドアになっていたり、カードキーで開けないといけなかったりと、その時によって違っていました。
ホステルの従業員はフレンドリーな方ばかりで、もし早めに来てしまってもこの画像左側あたりのスペースに大きい荷物を置かせてもらえます。
チェックインする時は受付の人に名前を伝え、パスポート等を提出。
部屋番号とWi-Fiのパスワードが書かれた紙とカードキーをもらって、階段かエレベーターで部屋まで移動しましょう。
どの部屋にもタオルと石鹸は用意されていますよ。
次は滞在していた合計3種類の部屋紹介です。
カップルで泊まっていたので2人部屋の紹介しかしませんが、このホステルにはシングル部屋ももちろんありますよ。
部屋その1
まず最初は、バスルームが共有のゲストルーム。(1泊あたり約6,500円)
部屋も広いので荷物も置きやすく、テーブルと椅子もあってゆったりとくつろげます。
値段の安さが一番の魅力です。
共有バスルーム
バスルームに入るにはカードキーが必要ですが、部屋と同じ階のバスルームしか開錠できません。(共有バスルームは2階と3階にあります)
どちらの階も男女共有になっています。
また、ドアはかなり重く、閉まる時の音が大きいのが気になるところ。
シャワールームはこんな感じ↓
扉の内側にはフックが1つ付いています。
洗面台のそばにあるドライヤーは使えません↓
ハンドドライヤーは一度だけ使えましたが、それ以降は使えませんでした↓
共有バスルームのドライヤーにはあまり期待しない方がいいでしょう。
洗面所はたくさんあるので、混み合うことは一度もありませんでした。
先ほど記述したように、アメニティは部屋の石鹸ぐらいです。
なので、髪を洗うならシャンプーを買いに行く必要があります。
- 値段が安い
- 窓がある
- 余裕のある部屋の広さ
- バスルームに行く時のカードキーが少し面倒
- バスルームと部屋が近いとドアの音が気になる
- 衛生面でどれだけ我慢できるかが問題(後述)
ランドリールーム
2階にはランドリールームもあります。(有料)
受付で専用のトークンをもらって使うらしいのですが、私は一度も使ったことがありません。
理由は、全然使えないから。(他の宿泊客の方が教えてくださりました)
特に、乾燥機に至っては乾かないどころか、ゴミまでついてくるんだそう。
なので、私は近くにある24時間営業のMint Laundryまで持って行って洗濯していました。
キャッシュフリーで中には無料Wi-Fiもあります。
カードと洗剤は忘れず持って行きましょうね!
近くにはスーパーや公園もあり、私はよくここで時間を潰していました↓
ここは“たんぽぽラーメン”が近いので、ラーメン好きな人にはオススメ↓
ニュージーランドのラーメン屋さんの中で一番好きでした!
店長さん?がすごく気さくな方なんです!
日用品はどこで買う?
スーパーにも洗剤などはありますが、私はよくthe warehouse(ウェアハウス)に行っていました。
シャンプーなどの洗剤はもちろん、ちょっとした食材や服も売っています。
パン1斤、牛乳、バター、卵はスーパーよりも少し安く買えるかも!
めんどくさがりな私はホステルにいる間、青いボトルのコンディショナー入りシャンプーを使っていました。
洗い終わった後はちょっとスーッとするスッキリめのシャンプーです。
ちなみに、子ども用ですがボディーにも使える1本3役タイプもあります。(緑はリンゴ、赤はイチゴの香り)
部屋その2
続いては、クイーンベッドでユニットバス付きのゲストルームで窓がありません。(一泊あたり約7,500円)
部屋1よりもスペースがない分めちゃくちゃ狭く、寝るためだけにしかないと思えるような部屋です。
初めてこの部屋の扉を開けた時には思わず
しゅ、収監所……?
と言ってしまいました。
窓がないので当然、換気ができません。
そうなると、息苦しくなってくるので空気は最悪です。
また、風呂上がりの後は湯気で特に暑苦しく、扇風機を回していましたが途中で使えなくなりました。
そして、部屋からは外の様子が一切わからないので、言いようのない不安に駆られます。
部屋の電気を消した時↓
日光に当たれないので間違いなく健康に悪いです。
画像にあるテレビは映らないので使えません。
極めつけには、壁が薄いのか近くの部屋の声がダダ漏れ。
あんな声やこんな声が丸聞こえでした。
どんな声かは察してください……。
- バスルーム付き
- 外の騒音“は”聞こえない
- 短期滞在でシャワーと寝るためだけに使う人なら良いかもしれない
- 窓がない
- 部屋から外の様子が見られない
- 換気が出来ないから空気が悪くなる一方
- スペースに余裕がない
- 日光浴できないので自律神経がおかしくなってくる
- 電化製品がポンコツ
- 声がダダ漏れ
- 長期滞在や滞在を楽しみたい人には絶対向かない
- 収監所体験を味わう
部屋その3
最後は、キングベッドでユニットバス付きのゲストルーム。(1泊あたり9,100円)
部屋の広さとしては、1>3>2という感じです。
窓はありますが、目の前はまさかの壁。
なので、またしても景色が見れません。(それでもまだ良いと思いました)
たまに窓と壁のスキマにハトが入ってきます。
ベッドのすぐ隣にはバスルームが。(部屋2も同様)
この部屋で滞在中、またしても嫌なことが……。
なんと、この部屋でこの世で一番嫌われいる虫に遭遇。
ベッドの上で右手をつき、カバンを取ろうと左手で取ったらいつの間にか私の右手の甲に例のアレが。
恐怖の度を越して悲鳴すら出ず、結局パートナーになんとかしてもらいましたが、この部屋に限った話ではないかもしれません。
本当に怖い時って声も出ませんよね?
- バスルーム付き
- 窓がある
- 荷物を置くスペースは十分
- 今までの部屋よりストレスは少なめ
- 窓があっても景色が見えない部屋になる可能性がある
- どうしても値段は他よりも高めになってしまう
キッチン
キッチンは最上階にあり、入るにはカードキーが必要です。
お皿やカトラリー、調理器具などもあるので料理ができます。
また、ここを去る宿泊客が「良かったら使ってね!」という書き置きと共に食材や調味料などを置いていくことも↓
私はありがたく醤油、紅茶、砂糖、塩、ストックなどを使わせてもらいました。
スーパーなどで買ってきた食材をこちらの棚や冷蔵庫に置くことも可能です↓(冷凍庫はありません)
洗い場は5、6ヶ所あり、電子レンジは2台、ポットもあります。
コンロを使うには右のダイヤルを回すのですが、実際に使えるところは少ないです。
この左下は使えました。(ダイヤルは下から2番目)
それから、軽くでも良いので調理器具を使う前に洗っておきましょう。
なんかどれもイマイチ汚れているんですよね……。
また、キッチンから外に出ることもできます↓
港が近いのでここから船も見えますよ。
キッチンは夜10時30分〜朝の7時までは閉まっているので入ることができません。
使用する時間帯には気をつけましょう。
ホステルの住所で新しい銀行口座は作れる?
ANZやBNZでは作れますが、Kiwibankでは作れません。(ASBは不明)
Kiwibankには断られました。
新しく銀行を作りに行く場合、住所証明(proof of address)が必要なので、パスポートを持って受付へ。
「住所証明が欲しい」と、受付の人にお願いすればすぐに作ってくれます。(もちろん無料)
部屋番号を言って、パスポートのIDナンバーや名前の綴りにミスがないかチェックして印刷してもらいましょう。
ANZへ行った時の話はこちらへ↓
また、私はロードトリップがしたかったので、車の購入時や保険の加入時(私はAA)にもここの住所を使わせてもらいました。
車の売買の仕方などはこちらで詳しく書いています↓
もし、ロードトリップを終えて部屋を決めたのなら、ちゃんとそこの会社に住所の変更を通知させておきましょう。
ストレスだったこと
これでこのホステルについて一通り紹介しましたが、滞在中に気になったことを順にあげていきます。
もし泊まろうと思っているなら、先に知っているだけで心構えができる思うので、知っていて損はありません。
それでは、いきましょう。
治安が悪い
昼間はまだ比較的穏やかですが、夜中の騒音がかなりキツイ。(ほぼ毎日)
このホテルの隣にはクラブがあるらしく、そこでは深夜3時ぐらいまで大音量の音楽が流れていました。
また、外で罵り合いの喧嘩や、ラリホーよろしく「Hooooo!!」みたいなのが聞こえることもあるので、夜中の外出は避けましょう。
安眠したいならイヤホンや耳栓などが必要かもしれません。
体調不良だった時は騒音のせいで全然寝付なくて、発狂しそうでした。
食材が盗まれる
お肉やパスタに使おうと思って買ってきたバターがその数日後に盗まれました。(まだ1/5も使ってなかったのに)
最悪ですね。
買い物袋の口を持ち手で結んで締めていたのですが、それでもバターだけ窃盗。
冷蔵庫の中を全部探したのですが、最後まで見つけられませんでした。
結局、盗まれたのはこの1回でしたが、そういう問題ではありません。
誰がやったのかも不明!
今でも許せませんよ!!
なので、常温で管理できるものはなるべく自室に置いていた方が、まだ誰かに盗まれる心配は少ないと言えます。
衛生面でしんどくなる
とてつもないストレスだったのは、共有バスルームのトイレです。
- 流していないことが多い
- 便器に飛び散った何かがついている
- いくつかは故障していて床が水浸し状態
「あーあ、また流さないで行ったよ」と、何度思ったことか……。
飛び散りを防ぐなら便器のフタを閉じてから流しましょうね。
シャワーはいつもサンダルを履いたまま浴びていました。
裸足になるのは怖すぎるんです!
短期間だったら文字通り(二重の意味で)水に流します。
が、私はそうじゃなかった上に耐えられなかったので、延長する時にバスルーム付きの部屋に移動しました。
さいごに
以上、私のホステルの体験談でした。
ホステルのスタッフに悪い人はいませんでしたが、客層の問題が目立ちます。
元々は、銀行口座とIRDナンバーを作ったら直ぐに出ていく予定でした。
しかし、様々な事情が重なって想像以上に口座開設が難航。(2ヶ月近くもかかりました)
何度も延長した結果、3種類もの部屋を知ってこの記事が出来上がりました。
とはいえ、体調不良だった時は助けられましたし、全てが最悪だったわけではありません。
“良くもあり悪くもあったから複雑”というのが私の正直な感想です。
ともあれ、この記事でホテルとホステルの違いはわかっていただけたかな、と思います。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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