リンゴの仕事を終えた後、私はクマラ収穫の仕事をしてきました。
時期は5月から6月までの1ヶ月間です。
今後、ワーホリでクマラの仕事に興味を持っている方や、シーズナルジョブがどんなものなのか気になっている方はぜひ参考にしてください。
リンゴのシーズナルジョブについてはこちらからどうぞ↓
それではさっそく、いってみましょう。
クマラって何?
クマラは、マオリ語でサツマイモのことです。
スーパーで売っているので、普通に見かけることができますよ。
また、ポテチのようにクマラチップスとしても売られています。
日本で言うなら、おさつどきですね。
どこから応募した?
この仕事を見つけたのはFacebookのグループにあった投稿から。
確か、New Zealand🇳🇿Backpacker Jobsというグループだったと思います。
似たようなグループ名がたくさんあるので、曖昧な言い方で申し訳ない……。
ちょうどクマラ収穫の求人投稿があったので応募することにしました。
連絡先も載っていたので、SMSでメッセージを送信。
返信があったので、そこからやりとりを重ねて働くことが決まりました。
Facebookのグループにはたくさんの投稿がありますが、最近は雇用主の投稿よりも雇用されたいバッパーやワーホリ勢の投稿の方が多い印象です。
なので、他のグループにも参加したり、別のサイトでも調べておくことをオススメします。
給料はもちろん、アコモデーションなど、気になることは先に聞いて不安要素を消しておきましょう。
時給は25.70ドルで、無料でアコモデーションを貸してもらえました。
私が働いたところはダーガビル(Dargaville)という北島にある町で、オークランドよりも北にあります↓
ダーガビルの夜空の星もすごく綺麗でしたよ。
スーパーはカウントダウンがあり、すぐそばにはウェアハウスもあります。
南島から今度は北島だったので、かなりの移動距離になりました。
仕事内容
畑仕事で、クマラを掘って回収します。
車に乗るか手作業でするかで多少違いますが、やることは変わりません。
最初数日は車に乗っていたのですが、途中から手作業ですることに。
それに伴い、就業時間も短くなりました。
車に乗っていた時は朝の8時〜5時まで。
手作業でしていた時は朝の8時〜3時まで。
どちらも朝は7時起きでした。
車に乗っていた時
こんな車に乗ります。
まず、左右で4、5人ずつに分かれて乗車。
コンベアに乗ってどんぶらこと流れてくる土の塊を割って、中に隠れていないかクマラ探し。
大きいクマラは上の青いレーンに、小さいクマラは後ろにカゴへ移します。
クマラに付着した土は手早く落としましょう。
そうしないと、他のに間に合わなくて落としてしまいます。
「間に合わない!」と思った時は、塊ごと
- 転がして前にいる誰かに託す(自分が後方にいた場合)
- 後ろのカゴにひとまず入れて、小休憩まで後回し
このどちらかになるかと思います。
車に乗った土を運転手が落としている間か、方向転換している間が小休憩!
この作業をただひたすらやり続けて畝を1往復(だいたい2時間ぐらい)したら休憩です。
休憩は午前と午後にそれぞれ15分。
昼は30分。
とにかく手と指がめっちゃ痛かったです。(小指の痛みはしばらく治りませんでした)
クマラには中の色が白orオレンジの2種類があります。
それによって土も違うようで、落としやすさが段違いです。
白のクマラの土は比較的乾いていて落としやすかったのですが、オレンジ(赤)のクマラの土はかなり粘着質で大変でした。
最初にゴム手袋をもらえますが、破れたり、使いにくかった場合はウェアハウスやカウントダウンにも売っているので必要に応じて買ってください。
ベテランさんはみんな素手でした!
手作業に変わった後
手作業では、トラクターが先に土を掘り起こしてたところを3列に分かれてクマラ探し。
獲ったクマラは真ん中の列に置いて、1列にまとめます。
これも1往復したら休憩。
手作業の方の休憩は全て30分でした。
午後はバケツリレーです。
クマラを回収するのにバケツ(写真奥にあるオレンジのもの)を使います。
とにかくバケツにクマラを入れて、満タンになったらその場に置いて次へ。
ビンを乗せたトラクターが後ろから追いかけてくるので、急いでやらねばなりません。
満タンになったバケツは、回収する人がビンに入れて空っぽにしてくれます。
その空になったバケツを投げるので、またそれを拾ってひたすらにクマラを回収。
めっちゃ汗だくになります!!
トラクターがビンを入れ替えを行なっている間はほんの少しだけ休めますが、それでもかなりハードな作業でした。
駐車場から畑が離れている場合は、この車の牽引している台にみんなで乗って移動します。
体験したことがなかったので楽しかったです!
服装や靴について
これは長靴必須です。(KmartやWarehouseで売っています)
服よりも靴の方が重要で、汚れ具合はリンゴの比じゃありません。
服については動きやすいものにしましょう。
私はリンゴの時と同じように、通気性の良いTシャツ+雨よけパーカーでやっていました。
ポケットにジッパーがある場合はしっかり上まであげておくこと。
でないと、中に土が大量に入ります。
どっちが大変だった?
時間は短くても、歩き回る手作業の方が圧倒的にしんどかったです。
特に、雨が上がった後の泥は厄介で、靴に張り付いて重さを増すので、歩いているうちに靴擦れを起こします。
泥んこになって、汗だくになって、腰を痛めたあの作業は骨が折れました。
ただ、私にとって救いだったのは、虫の9割がミミズだったこと。
残りの1割はゲジゲジや青色のよくわからない虫とかでしたが、精神的苦痛は低かったです。
あとは手袋をしていたから、という安心感もありましたね。
やって良かった?
間違いなくやって良かった!
いつも緊張してしまいましたが、みんなとても陽気で気さくで、良い人たちばかりでした。
体力仕事なのでもちろん大変でしんどかったのですが、楽しかったからこそ、その中でもやってこれたと思っています。
(手作業での回収中に顔から転けた時は恥ずかしかったですが、今となってはいい思い出)
それに、毎週土曜日の仕事の後は宴会がありました。
しっかりやりながらも楽しく仕事をし、休める時はしっかり休む、宴会では思いっきりはっちゃける。
いい環境ですよね。
そして私は英語もよくわかってないけど、毎回誘ってくれたので宴会に全て参加し、ありがたく1食分のタダ飯をしていました。
出勤最終日には、終わった後にみんなで事務所へ直行。
オーナーがローストビーフを振舞ってくれました↓
すごく美味しかったので、遠慮なくおかわりさせてもらいました。
最後の宴会はまさかの6時間!
昼の1時から夜の7時までやりました。
私は炭酸がダメなのでほとんどお酒を飲まなかったのですが、みんなの酔っぱらい具合はすごかったです。
最後はみんなハグして回りながらお礼を伝え合いました。
さいごに
こんな体験ができたのも、ワーホリで来れたおかげです。
「あの時は大変だったけど、楽しかったなぁ」と思わせてくれるダーガビルのクマラチームには今でも本当に感謝しています。
ここの求人を見るまでクマラが何なのかすら知りませんでしたが、思い切って応募して良かったです。
この体験記が何かお役に立てば幸いです。
ここまで読んでくださりありがとうございました。
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